冬虫夏草について

ご存知ですか?冬虫夏草の力

SOA FOODSの冬虫夏草

当社の冬虫夏草は、健康増進に最も効果があるとされる天然蛾と、中国で唯一薬用とみとめられている薬膳蟻のエキスに加え豊富なミネラル元となる漢方生薬の培地から発芽させる事に成功した特許取得の培養方法で、国内にて計画的、安定的、衛生的に育てられています。冬虫夏草は腸内細菌に作用して二次代謝生成物としての抗酸化成分を作り出し、フィトケミカルで抗酸化を促進します。腸から吸収されたアミノ酸成分は血管を通じて各臓器へ運ばれ、OCTN-1という体内トランスポーターと結合して、臓器細胞内の深くに取り込まれます。摂取2週間後には肝臓や腎臓のほか、骨髄、心臓、肺、さらには皮膚や脳まで届く事がわかりました。腸内細菌を素早く育てる特性と酵素の基となる16種類18個の遊離アミノ酸と豊富なミネラルにより免疫力をあげ、自然治癒力を呼び起こします。

特許証

冬虫夏草に含まれる
主な成分

  • コルジセピン
  • βグルカン
  • エルゴステロール
  • マンニトール
  • SOD(抗酸化酵素)
  • メラトラニン
  • 遊離アミノ酸
  • ポリサッカライド
  • リポポリサッカライド
  • エルゴチオネイン
  • 亜鉛
  • セレン

コルジセピン(虫草素)

コルジセピンは、核酸系の抗生物質のひとつ。「自然界の抗生物質」といわれており、冬虫夏草の先端部分(胞子果)に含まれ、胞子を外敵(雑菌)から守るために備わった天賦の成分である。
DNA、RNAの合成を阻害する働きがあることから、異常細胞(悪性腫瘍)の積極的細胞死を誘発すると考えられています。また急性白血病とHIVの新薬として利用するための臨床実験は、最終段階の医薬品認定ステージまで上がり今なお実験が継続されています。
腸内悪玉菌の増殖を抑えつつ、乳酸菌には全く影響を与えない働きがあると言われています。

βグルカン

菌類に多く含まれる多糖類の一種で、人の免疫機能を活性化する働きがあります。
胃腸で消化されないため腸内の免疫細胞を刺激し、その働きを高めます。
他のキノコでは、しいたけ・まいたけ・エリンギ・ナメコなどにも含まれていますが、冬虫夏草に含まれるβグルカンは、アガリスクの17倍、これらキノコの170倍にもなります。
免疫力を高める働きがあるため、アレルギーなどによる諸症状の緩和にも効果が期待できると言われています。
体内のガン細胞やウイルス細胞を見つけると撃退するリンパ球のナチュラルキラー細胞を活性化する作用もあります。

エルゴステロール

レモンの約10倍もの抗酸化作用があり、血液の健康を保ってくれます。
そのため、慢性腎炎や腎不全といった病気を始め、動脈硬化や老化防止、冷え症などの悩みにも効果があると言われています。
またアエルゴステロールは、ビタミンDの前駆体であり、紫外線に当たることによってビタミンDに変化し、カルシウムの吸収を助ける働きがあります。吸収されたカルシウムにより血液の凝固や体液のバランスを保つことにも有効的作用し、骨粗しょう症の予防につながると考えられています。
ビタミンDには筋肉中のたんぱく質の合成を促進する機能もあり、筋肉増強にもつながります。
ストレスや加齢、乱れた食生活などが続いていると、血液の中にも活性酸素が蓄積してくるようになり、それが病気や不調の原因となります。エルゴステロールの抗酸化作用により、体内に溜まった活性酸素を取り除いていく事ができ、内側からのエイジングケアが可能になります。若々しく健康的な身体をキープしていきましょう。

マンニトール

マンニトールは糖アルコールの一種で難消化性です。血糖値を上げずに、腸内細菌の状態を良化し、便秘など腸内に起因する不具合を改善します。
精力増強の効果も高く、冠動脈を拡張させることによって血流が改善されます。
その結果として下半身にも健康的な血液がきちんと行き渡るようになり、勃起時の力強さなどが増してくる傾向にあります。
また血流が改善されること以外にも、天然の利尿剤として余分な尿酸を体外に排出する働きもあり、血圧の降下、狭心症や心筋梗塞の予防などの働きがあることが知られています。
細胞の水分を保持する働きもあり、肌の乾燥を防ぎ、肌の状態を良好に保つことが可能です。

SOD(抗酸化酵素)

体内で発生する活性酸素は、本来体内に侵入したウイルスなどを殺菌するためのものですが、その強力さゆえ細胞をも傷つけてしまうことがあります。脳卒中や心筋梗塞、ガン、白血病、糖尿病、動脈硬化などさまざまな疾病リスクを高めます。
活性酵素は体に必要な酵素ですが、増えすぎると体の酸化が進み、病気や老化現象の原因となる事があります。
SODはこの活性酸素を瞬時に還元する酵素で、一般的に40歳以降になると体内のSOD生成量が減少するため、生活習慣病のさまざまな症状が引き起こされる一因になっていると考えられています。
SODの体内生成量が減少する40代以降では、外部からSODを摂取・補給することが必要です。

メラトラニン

体内で生成されるホルモンの一種で、メラトニンが分泌されると副交感神経系が優位になり「脈拍」「体温」「血圧」などが低下し、体内時計を整え、睡眠の質を向上させます。
メラトニンが分泌される時間は体内時計と連動しており、昼間はほとんど分泌されず、夕方から夜間にかけて多く分泌されます。高い催眠効果を持つホルモンで、通称睡眠ホルモンと呼ばれます。
他にも広範囲にわたる強力な抗酸化作用があり、活性酸素や一酸化炭素などを分解・除去する効果があります。老化を防ぎ、様々なアンチエイジング効果が期待できます。
肌の細胞を守りシミやシワなどを防止したり、脳の神経細胞を守りボケや認知症、アルツハイマー病やパーキンソン病などの認知機能の低下を防ぎます。その他にも、血管細胞を守り肥満や高血圧症、動脈硬化など生活習慣病などの予防にも役立つと考えられています。
ボケや認知症、アルツハイマー病やパーキンソン病などの認知機能の低下を防ぐと言われています。
その他にも、血管細胞を守り、肥満や高血圧症、動脈硬化など生活習慣病などの予防にも役立つと考えられています。
メラトニンには、強力な免疫細胞であるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させる作用があるため、メラトニンの分泌は免疫力の強化に繋がります。

ポリサッカライド

ポリサッカライドとは、グリコシド結合した糖質が多数重合した物質で、すぐれた効能として、あげられるのが血糖降下作用です。
これは、糖尿病の予防になるほか、合併症の腎不全、緑内障、知覚障害などを未然に防ぐ効果が期待されています。

リポポリサッカライド

LPS(リポポリサッカライド)は体の中の自然免疫力を高める効果があると注目されています。
私たちの体には、あらゆる病から体を守る機能が備わっています。それは「自然免疫力」と呼ばれ、病気を予防することができるといわれてます。
自然免疫力の働きで、重要な役割をしているのが、白血球の中心をなす免疫細胞「マクロファージ」です。マクロファージは病気の基となるウィルスや体の中にある不要なゴミ、ガン細胞まで取り除く性質があります。マクロファージが元気だと、体内の免疫力が高く、病気になりにくく、健康状態を維持できると言われています。
そして、マクロファージを元気にするのが免疫ビタミン「LPS」と呼ばれる成分です。

エルゴチオネイン

エルゴチオネインとは、キノコなどの菌類や一部の細菌のみが合成できる成分で、抗酸化作用が強く、活性酸素によるDNAの損傷や過酸化脂質の生成を防ぐ働きが期待されています。
過酸化脂質が体内で増加しすぎると、血管の内壁にとどまり、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす危険があります。血管の老化現象ともいわれる動脈硬化は、40歳以上の方に多く見られる症状で、動脈硬化によって血流が悪くなると、さまざまな臓器の働きに弊害が生じます。その結果、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こす危険性が高くなります。
このように、エルゴチオネインには活性酸素の働きを抑制する効果があります。
美容の面からは、しわやたるみを防ぐエラスターゼ活性阻害作用や、シミの原因をつくらないチロシナーゼ活性阻害作用があるといわれています。
エラスターゼは肌のハリや弾力を保つために必要なエラスチンを分解する酵素です。
エラスターゼの活性を阻害することでエラスチンを守り、肌のハリを回復させたり、維持する効果が期待されています。
また、シミやそばかすの原因となるメラニンを生み出すチロシナーゼの活性を阻害し、さらに光がもたらすダメージから目を守る働きがあります。紫外線によって皮膚の表皮や真皮を構成する細胞がダメージを受け、シミ、しわなどの皮膚の老化を促進しますが、エルゴチオネインには活性酸素の働きを抑える効果があるため、光による肌の老化を抑制します。
このように、エルゴチオネインには美肌を生み出す効果があります。
他にも強い抗酸化作用を持つことから、活性酸素による神経細胞へのダメージを緩和することが報告されています。神経細胞、特に脳神経細胞がダメージを受けると、認知症やアルツハイマー病などの様々な病気が生じることから、エルゴチオネインは脳神経を保護し、アルツハイマー病予防効果が期待されています。

当社冬虫夏草が含有する遊離アミノ酸(日本食品分析センター)

遊離アルギニン
遊離チロシン
遊離アラニン
遊離セリン
遊離リジン
遊離ロイシン
遊離グリシン
遊離スレオニン
遊離ヒスチジン
遊離イソロイシン
遊離プロリン
遊離アスパラギン酸
遊離フェニルアラニン
遊離バリン
遊離グルタミン酸
遊離トリプトファン

ヒトの身体を構成しているたんぱく質は主に20種類のアミノ酸が複雑に組み合わさることで作られます。
アミノ酸の組み合わせが違うため、たんぱく質の形・性質・働きが異なっています。
20種類のアミノ酸は9種類の必須アミノ酸(体内で合成できない)と11種類の非必須アミノ酸(体内で合成できる)に分けられています。

20種類のアミノ酸のうち16種類18個ものアミノ酸が冬虫夏草に含有されています。

必須アミノ酸
非必須アミノ酸
  • バリン
  • イソロイシン
  • ロイシン
  • メチオニン
  • リジン
  • フェニルアラニン
  • トリプトファン
  • スレオニン
  • ヒスチジン
  • アルギニン
  • グリシン
  • アラニン
  • セリン
  • チロシン
  • システィン
  • アスパラギン
  • グルタミン
  • プロリン
  • アスパラギン酸
  • グルタミン酸

アルギニン

効果
  • 成長ホルモンの分泌を促進する
  • 筋肉成長の促進
  • 脂肪代謝の促進
  • 免疫力を高める
  • アンモニアの解毒
  • デトックス
  • 血流を改善する
  • アンチエイジング
  • スキンケア
  • ダイエット
こんな方におすすめ
  • 生活習慣病を予防したい方
  • スポーツをする方
  • 減量やダイエットをしたい方
  • 免疫力を向上させたい方
  • 成長期のお子様
  • 美肌を目指したい方

リジン

効果
  • 疲労回復効果
  • 集中力を高める
  • 肝機能を高める
  • 脂肪燃焼を助ける
  • 単純疱疹(ヘルペス)を予防・改善する
  • コラーゲンの生成
  • 脳卒中の発症を抑制する
  • アンチエイジング
  • 髪の健康を保つ
こんな方におすすめ
  • 疲れやすい方
  • 体調を整えたい方
  • 免疫力を強化したい方
  • 減量やダイエットをしたい方
  • コレステロールを抑えたい方
  • 偏食の方
  • 骨を丈夫にしたい方
  • 貧血気味の方

ヒスチジン

効果
  • 発育期の成長を促進する
  • 慢性関節炎を緩和する
  • 脂肪燃焼を助ける
  • 能の健康を保つ
  • 脳神経を保護する
  • 精神の安定
  • 脳の抗疲労作用
こんな方におすすめ
  • 子どもの成長が気になる方
  • 関節が痛む方
  • ストレスを解消したい方
  • 減量やダイエットをしたい方
  • 脳の疲労や頭の疲れを緩和したい方

フェニルアラニン

効果
  • 脳機能の向上
  • 記憶力を高める
  • 白斑の改善
  • 鎮痛作用
  • うつ病の改善
  • 皮膚疾患への
  • パーキンソン病の治療
  • アルコール依存症の禁断症状の改善
こんな方におすすめ
  • うつ症状がある方
  • 記憶力をアップさせたい方
  • 白斑のある方
  • 肥満気味の方
  • 筋肉の痙攣などを起こしやすい方
  • パーキンソン病の方
  • アルコール依存症の方

チロシン

効果
  • 意欲に関与する神経伝達物質の原料
  • うつ症状を改善する
  • 集中力を高める
  • ドーパミンやノルアドレナリンの生成
  • 抗ストレス作用
  • ストレスをやわらげる
  • 白髪を予防する
  • 甲状腺ホルモンや成長ホルモンの合成
こんな方におすすめ
  • うつ状態の方
  • やる気を向上させたい方
  • 集中力を向上させたい方
  • コレステロール値が気になる方
  • 白髪を予防したい方
  • 疲労を緩和したい方

ロイシン(BCAA)

効果
  • 筋肉の成長を助ける
  • 筋肉の分解を制御
  • 肝機能を高める
  • インスリン分泌の促進
  • 体脂肪の減少
  • ストレスを緩和する
  • 育毛
こんな方におすすめ
  • 疲れやすい方
  • 体調を整えたい方
  • 減量やダイエットをしたい方
  • 免疫力を強化したい方
  • 筋肉をつけたい方
  • 肝機能を強化したい方
  • 加齢による筋肉の減少が気になる方

イソロイシン(BCAA)

効果
  • 筋力の増強
  • 筋肉を修復する
  • 疲労回復
  • 成長を促進する
  • 集中力を高める
  • 神経機能を正常に保つ
  • 糖尿病を予防する
  • 肝機能を高める
  • 美肌、美髪
こんな方におすすめ
  • 運動能力を向上したい方
  • 筋肉を強化したい方
  • 成長期のお子様
  • スポーツをする方
  • 肝臓を健康に保ちたい方
  • 髪や肌の健康を保ちたい方

バリン(BCAA)

効果
  • 筋肉を修復する
  • 肝硬変を改善する
  • 血液内の窒素のバランスを保つ
  • 疲労回復
  • 肝硬変を改善する
  • コラーゲンを結び付け美肌を作る
こんな方におすすめ
  • スポーツをしている方
  • 筋肉を強化したい方
  • 丈夫な体をつくりたい方
  • 肌のハリを保ちたい方

アラニン

効果
  • 二日酔い予防
  • 肝機能を改善する
  • 持久力を高める
  • 美肌
  • 肌の保湿
  • アンチエイジング
  • スキンケア
こんな方におすすめ
  • お酒をよく飲む方
  • 肝臓の健康を保ちたい方
  • 丈夫な体をつくりたい方
  • マラソンなど持続的な運動を行う方
  • 美肌を目指したい人 
  • 加齢により体力が落ちてきた方
  • 疲れやすいと感じる方

グリシン

効果
  • 質の良い睡眠を助ける
  • 菌を抑える静菌作用
  • 抗うつ
  • 美肌
  • 統合失調症(陰性症状)の減少
  • 急性脳卒中の治療
こんな方におすすめ
  • 睡眠の質を改善したい方
  • うつ病を予防したい方
  • 美肌を目指したい方
  • 統合失調症で治療を受けている方
  • 急性脳卒中で治療を受けている方

プロリン

効果
  • 関節痛を改善する
  • 美肌
  • 脂肪を燃焼させる
こんな方におすすめ
  • 関節痛でお悩みの方
  • 美肌を目指す方
  • 肥満を防ぎたい方

グルタミン酸

効果
  • 脳の活性化
  • 集中力を高める
  • 記憶、学習、認知の向上
  • アンモニアの解毒作用・利尿効果
  • デトックス
  • 疲労回復
  • 加齢による味覚障害の改善
  • 美肌
  • 抗酸化作用
こんな方におすすめ
  • 脳を活性化したい方
  • 集中力を高めたい方
  • 記憶、学習、認知を向上したい方
  • 認知症予防
  • 認知症進行抑制
  • 体内の毒素を排出したい方
  • 脂肪の蓄積が気になる方
  • 美肌を目指したい方

セリン

効果
  • 美肌・美白・保湿
  • 肌荒れやシワの予防
  • 自律神経の安定
  • アルツハイマー病の予防
  • 認知症の予防
  • 質の良い睡眠を助ける
  • 体内時計の調節
こんな方におすすめ
  • 美肌・美白を目指したい方
  • 肌荒れやシワが気になる方
  • 記憶力が気になる方
  • 不眠でお悩みの方
  • アルツハイマー病を予防したい方
  • 認知症を予防したい方
  • 体内時計を正常にしたい方

スレオニン

効果
  • 脂肪肝の予防
  • 成長を促進する
  • 胃炎を改善する
  • 胃酸分泌バランスの調整
  • 保湿による美肌
  • 髪の潤いを保つ
こんな方におすすめ
  • 肝臓の健康を保ちたい方
  • 成長期のお子様
  • 肥満を予防したい方
  • 胃の健康を保ちたい方
  • 胃の炎症の抑制
  • 美肌を目指したい方
  • 髪の潤いを保ちたい方

アスパラギン酸

効果
  • 疲労回復
  • 体調を整える
  • デトックス
  • アンモニアを解毒する
  • 新陳代謝による美肌
  • 保湿による美肌
  • スキンケア効
こんな方におすすめ
  • スポーツをする習慣のある人
  • 疲れやすい方
  • 体内の毒素を排出したい方
  • スタミナを向上させたい方
  • 美肌を目指したい方

トリプトファン

効果
  • 不安やうつ症状の緩和
  • 不眠症の改善
  • アンチエイジング
  • 鎮痛
  • 月経前症候群(PMS)を改善する
  • 集中力、記憶力を高める
こんな方におすすめ
  • ぐっすりと眠りたい方
  • 心身が疲れている方
  • 不安や緊張から開放されたい方
  • ストレスをなくしたい方
  • 集中力をアップさせたい方
  • 月経前のイライラや体の不調を改善したい方

日本産の品質管理された安心・安全の冬虫夏草

国内初の本格栽培に成功!

弊社役員の川浪は、日本での冬虫夏草を始動させ16年が経ちます。優秀な虫草菌(冬虫夏草)の採取確保から発芽用培養器の製造、培養、栽培を日本各地展開しています。日本での栽培を開始したのが2003年3月、国内では初となる成功を収め、以来16年に渡り冬虫夏草の普及に努めています。栽培地は埼玉県から鹿児島県まで14か所の契約農家にて行い、マーケット供給の大部分を本グループにて行なっております。

マーケット

SOA FOODSのサプリメントに使用される冬虫夏草

日本における冬虫夏草の第一歩は2003年のことです。
特許(特許第5816005号)を取得した発芽用培養器の発明により、優れた衛生環境の中で20万培養器(菌床)※に及ぶ大規模栽培を成功させました。それまで人工栽培は不可能とされていた冬虫夏草ですが、私たちのグループでそれを可能にし、キノコ業界の常識を覆しました。
現在は、日本各地14箇所の契約農家によって生産されています。

サプリメント開発の様子

不可能を可能にした発明
冬虫夏草培養

不可能を可能にした発明が「昆虫の付いていない冬虫夏草」です。
本場チベットでの冬虫夏草と言えば、昆虫から発芽しますが、オリジナルの冬虫夏草を超えるために、優れた昆虫(天然蛾とギクロタサシアリ)からエキスを抽出、漢方生薬などのエキスを抽出した培地を生産し、この栄養塊から継代培養に耐え得る子実体を発芽させました。この技術開発により、非常に希少で高価な冬虫夏草が安価で衛生的、
計画的に培養栽培する事が可能になりました。

製造工程

アガリクスの17倍のβ-グルカンが酵素を活性化

多糖体の一種である成分、β-グルカンはブラジル原産のキノコであるアガリクス・ブラゼイの約17倍も含んでいます。

タンパク多糖体

免疫を正常にするには、ビタミンA・C・D・Eをはじめ、亜鉛・鉄分・セレン・銅・クロムなどのミネラル成分の摂取を必要とします。
これら成分は遊離アミノ酸と結合し酵素になって免疫細胞の代謝を高めることが期待されており、加えて癌細胞増殖抑制効果を高めるには、形成される癌細胞を異物と判断できる免疫システムや、これを食べる貪食細胞を活性化させる必要性が考えられます。これを生物的反応力または自然治癒力といいますが、癌罹患者は抗癌剤などによって、免疫力が極めて低下している状態にあり、免疫力を向上させるには、体内にBRM(生物反応修飾物質)を増やすことが必要になってきます。BRMを増強するにはキノコ、ヨーグルト、酵素食品という菌類酵素の他に、オクラやモロヘイヤや山芋などのネバネバを多く含む食品を多く摂取することが望ましいとされています。このネバネバは多糖体(ムコ多糖体)といいますが、冬虫夏草の菌糸を形成する細胞壁にはキノコ多糖体に昆虫ペプチドが結合した成分が豊富に存在し、摂取すると腸内細菌が活性化して二次代謝産生物としてBRMが生成され、結果的に、癌細胞を異物とみなして除去する能力が高まるという期待があります。

豊富な遊離アミノ酸とミネラルを含有

冬虫夏草の大きな特徴は、アミノ酸の多くが遊離した状態で含有されていることにあり、弊社の冬虫夏草は16種類の遊離アミノ酸に加えて多くのミネラルを含有しており、腸内善玉菌による消化吸収を経る以前に消化酵素をはじめとする様々な酵素を素早く形成することが期待できます。その結果、アミノ酸吸収率を高め代謝が活発になり、消化能力が乏しい中高齢者にとっては様々な病を駆逐する重要な手段として期待できます。

薬膳蟻の擬黒多刺蟻と天然蛾の力

アミノ酸の質も大きなポイントです。近年、アスリートたちが「肉を食べるのなら鶏の胸肉」と言って人気が高まっていますが、これは遠くまで飛べる能力を産み出すアミノ酸の論理で、イミダゾール・ジペプチドというアミノ結合をもった肉のことです。自重の300倍の食餌を運ぶという薬用蟻のイミダゾール・ジペプチドは、人間の知恵では計り知れない壮絶な結合性を持っており、これを冬虫夏草が吸収して菌糸細胞壁に取り込ませるので、人体にとって脅威的な効果を発揮することが期待できます。また、カイコから発芽する冬虫夏草にアポトーシス誘導効果があるという報告が数例あがっており、上述したようにコルジセピンを含有していないコルジセプス・シネンシスにも癌細胞増殖抑制作用がみられるのは、カイコの成分にこの働きがあるからだと思われます。

癌細胞VS冬虫夏草細胞増殖阻害試験

カイコのサナギエキスから冬虫夏草を発生させた場合、溶液(0.1%)を投与して48時間後に85%におよぶ癌細胞が消滅する試験結果を得ています。これは.サナギの中でイモムシから成虫になるためのアポトーシスが行われているタイミングに合わせて虫草菌糸を接種するという方法で、サナギに存在するアポトーシスに関わる幾多の酵素が、冬虫夏草に吸収されているからだろうと推測できます。これらアポトーシス誘導物質が冬虫夏草の菌糸細胞壁の一部を形成し、やがて生体に運ばれて癌患者のアポトーシス誘導能を高める要因となっていると考えられます。

遊離アミノ酸とエンドルフィンに対する検討

肉・魚・豆・タマゴのタンパク質は、胃酸でペプチドに寸断され、十二指腸に送られてトリペプチド(3個結合のアミノ酸)になり、続いてジペプチド(2個結合のアミノ酸)に分解され、最後に小腸で1個単体の遊離アミノ酸になります。これらは、亜鉛やタンニン酸と結合して腸粘液を生成したり、微絨毛の表面で亜鉛が介在した終末消化酵素となって有用な栄養成分を捕まえ、微絨毛内部へと取り込む活動を行います。これら消化酵素の働きで栄養成分が身体に吸収されますが、問題は、肉や魚のアミノ酸から遊離アミノ酸になるまでに長時間かかるということです。エンドルフィンという注目の物質も、これらの酵素が介在して小腸で生成され、脳下垂体に貯蔵され、そして苦痛やストレスを感知すると分泌される神経伝達物質となります。その働きから「脳内麻薬」と呼ばれ、モルヒネ(鎮痛物質)の6~7倍の鎮痛作用があると言われています。その1つ、β-エンドルフィンは鎮痛・鎮静・免疫効果の高さで知られ、免疫細胞の防御反応を強化する作用ものです。アミノ酸成分のアスパラギン酸やグルタミン酸を原料として31個のアミノ酸成分を繋げて生成され、脳が痛みなどのストレスを感じると、細胞に付随するオピオイド受容体(モルヒネが結合すると鎮痛作用を発揮する)に接触することによって、痛みやストレスから解放されるという仕組みです。エンドルフィンは癌細胞を消滅させる免疫システムにも大きく関与します。体内に侵入する異物や体内に発生する癌細胞を攻撃するキラー細胞や貪食細胞(癌細胞を食べる)には、エンドルフィンを繋ぎとめる受容体(電気のプラグとコンセントのようなもの)を持っているため、エンドルフィンが分泌されることによって、これら免疫細胞が一気に活性化して集合し、癌細胞を消滅させてしまいます。エンドルフィンの生成については前述の通りですが、癌罹患者の場合は医師からタンパク質摂取の制限を受けたり、投薬の影響で腸内細菌が減少したりと、終末消化酵素(腸内フローラで栄養成分を分別して吸収する)が機能していないため、アミノ酸の消化吸収が悪化しています。
したがって、31個のアミノ酸連結が不十分になってエンドルフィン生成が困難になってしまい、この事が原因で、癌罹患者は免疫機能が低下するといわれています。弊社の冬虫夏草は、16種類の遊離アミノ酸を豊富に含有します。なかでも主原料となるグルタミン酸とアスパラギン酸の含有はきわめて豊富です。遊離とは連結していない単体のアミノ酸成分ですから、これを即座に補給することで31個の連結が容易になります。脳内には、エンドルフィンの生成を助長するドーパミンやセロトニンという快適ホルモンの存在があります。ドーパミンは交感神経節や副腎髄質に含まれるホルモンで、アミノ酸のフェニルアラニンやチロシンが、体内酵素の働きによって合成されます。セロトニンはアミノ酸のトリプトファンを原料として、体内酵素の働きによって形成され、これらのアミノ酸成分は川浪式冬虫夏草に豊富に含まれています。ドーパミンやセロトニンが脳内に増えてくると、睡眠や体温調節などの生体リズムを改善し、うつ病や神経失調症、薬物依存症を克服することができます。ほかにも、パーキンソン病やメニエール病を好転させ拒食症や過食症などの異常食欲を制御したりホルモンの分泌を制御して精神を安定させる(ホルモンバランスの改善)という働きも期待できます。
こうして精神的に安定することによってエンドルフィン分泌が活性化され、正常な免疫の機能が期待できます。

ビタミンDとエルゴステロール

骨形成やカルシウム代謝に関係しない組織や臓器の細胞からビタミンD受容体(ビタミンDと接続するためのコンセントのようなもの)が見つかりました。つまりビタミンDが、様々な細胞の増殖や分裂、アポトーシス制御や免疫調節など生体内機能に関与していることが明らかになりました。さらに、癌細胞にもビタミンD受容体の存在が明らかになり、癌細胞の増殖抑制やアポトーシスを誘導する効果があることが研究で証明されています。特に膵臓の正常細胞には、ビタミンD受容体が他の細胞よりも密にあることが発見され、これによってビタミンDが膵臓癌の特効成分としてクローズアップされ始めました。
エルゴステロールは、酵母菌やバッカク菌(冬虫夏草も属する)に含有される成分で、紫外線をあてることでビタミンDに変化することから、ビタミンDの前駆成分という見方もあります。これは冬虫夏草の菌糸細胞膜に含まれる成分で、腫瘍組織の血管新生阻害作用などの抗癌作用があることが、動物実験などで明らかになってきました。愛媛大学医学部がおこなったエルゴステロールをマウスに経口投与する試験では、移植した肉腫の増殖速度が急激に低下すること結論付けされ、このことからエルゴステロールには、癌細胞を殺す作用はないものの腫瘍の血管新生を阻害する作用が有ることが分かりました。弊社の冬虫夏草はビタミンD、エルゴステロールともに豊富に含有していることから、色々な期待がされています。

エルゴチオネンと活性酸素

エルゴチオネインとは、冬虫夏草や「つくし茸」などの菌類や一部の細菌が合成する成分で、含硫アミノ酸(硫黄を含有するアミノ酸)の一つである。水に溶解し高熱や酸にもほとんど影響を受けないことから、どの様に料理しても変わらない薬理効果が期待できる。体内で二次生成することができないため、食物から摂取して肝臓・腎臓・赤血球・皮膚などに貯蔵されます。抗酸化作用がビタミンEの7000倍ともいわれており、活性酸素によって肝臓、腎臓、皮膚に発生するDNA損傷(癌・老化の原因)や過酸化脂質の生成を防ぎ、抗炎症作用、細胞エネルギー増進作用、抗ストレス作用などの機能性を有すともいわれるように、多機能な成分です。生体内メカニズムは、腸から吸収され血管を通じて各臓器へ運ばれ、OCTN-1という体内トランスポーターと結合し、臓器細胞内に深くに取り込まれ、摂取2週間後には肝臓や腎臓のほかに骨髄、心臓、肺、皮膚、脳まで届くことが研究によって分かってきました。皮膚に貯蔵されたエルゴチオネインがシワやタルミの原因となるエラスターゼの働きを阻害し、また、シミやソバカスの原因となるチロシナーゼの働きをも阻害するといわれています。エラスターゼとは、肌のハリを保つために必要なエラスチンを寸断分解する悪玉酵素で、エルゴチオネインがエラスターゼの活性を阻害することから、肌のハリを回復させたり維持することに繋がるといわれています。さらに、シミやソバカスの原因であるメラニンを生成するチロシナーゼという悪玉酵素の活性も、エルゴチオネインが阻害するといわれています。その他にも、頭皮に貯蔵されたエルゴチオネインが薄毛や円形脱毛の防止や修復に役立つ可能性も指摘されています。これは、毛根組織に侵入する顔シラミの廃棄物や整髪料に含まれる化学物質を異物とみなした免疫細胞が、活性酸素で攻撃して毛母細胞まで傷つけてしまう自己免疫疾患によって引き起こされるのが原因といわれています。この害をエルゴチオネインの強い抗酸化力でブロックします。またこれと同じ原理で、紫外線など強烈な光線がもたらすダメージから、眼球を守る働きがあることも分かってきました。

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癌細胞VS冬虫夏草細胞増殖阻害試験

試験1:A549(肺胞基底上皮腺癌細胞)試験

冬虫夏草の特性を知るうえで、癌細胞に微量の冬虫夏草の水溶液を投与する試験をしました。使用した癌細胞はA549(人間の肺癌細胞)培養細胞でこれに日本虫草溶液を投与、72時間後の細胞阻害率を比較しました。

試験1測定値

当社の冬虫夏草を投与したものでは、95%以上の細胞が消滅したのを確認でき、他社の冬虫夏草では、増殖は阻止できたものの消滅は確認できませんでした。この試験で投与した冬虫夏草の量を人間体重60kgに換算すると3gの摂取量に該当します。もしもこの試験結果が癌患者にも適合するなら、これは非常に素晴らしいことです。
但し、この試験は「癌が治る」ということを単純に標榜するものではなく、このような効能が期待できる食材(キノコ)が存在するので、これを有効に活用すれば社会がどのように変わるのかについて考えてみる必要があるということを社会に訴えかけるものです。

試験2:HepG2(人間の肝癌由来細胞)試験

写真は、培養した人間の肝臓癌細胞です。これに広島栽培地と山口栽培地で収穫した弊社の日本虫草0.1%溶液を添加して48時間後の状態を顕微鏡で写真撮影(右)したものです。データを見ると、48時間に85%の癌細胞が消滅しているのが分かります。この結果から冬虫夏草には、癌細胞を消滅させる成分があるのではないかとの期待が膨らみました。

試験2測定画像

この試験は製薬会社研究室で行った、癌細胞活性阻害試験です。試験の詳細は肝臓癌細胞と冬虫夏草データのページを開いてご確認ください。但し、これらの試験は弊社グループ会社が培養栽培した冬虫夏草(NK-3)の癌細胞阻害性を測定したものであり「肝臓癌が治る、治らない」ということを標榜するものではありません。

試験成績書をみる

波動測定

波動測定は物質固有の分子の振動を調べたもので、力学的には共鳴という原理です。肝臓や癌に有効な成分の周波を発振体に持っていて、これに試験体が共鳴すれば「肝臓に良い成分を多く含む」とか「癌に良い物質を多く含む」といった判断ができます。(数値が多いほど評価が高い)
EU諸国では栄養成分検査に活用している国も多いようです。

波動測定値
冬虫夏草田七人参アガリスク
皮膚35
皮疹3512
アトピー症2919
免疫342219
ストレス351229
ホルモンバランス351715
肝臓351017
胆嚢351515
小腸351312
351817
波動測定値
冬虫夏草田七人参アガリスク
腎臓331115
子宮331112
卵巣331116
痴呆38915
高血圧351514
痛風351412
糖尿病30418
ガン361227
筋肉リウマチ3416
便秘症3617

この測定値は試験体の物理的な波動を測定したデータであり、病気の治療を意味する値ではありません。測定者:長崎生体波動研究所測定日:2011年9月3日
検体:田七人参(浙江省2011年収穫)アガリスク(山東省2011年収穫)

腸活×酵活×抗酸化

健康な身体を手に入れるには腸内活動の正常、活発化が必要。

小腸には腸絨毛(ちょうじゅうもう)と呼ばれる栄養成分を吸収する器官があり、さらにその表面にも微絨毛が密集しています。この腸絨毛は腸内細菌によって分解された食品由来の成分を分離吸収していますが、分解されにくい化学物質や重金属(右写真赤点)は谷間に入り込んで蓄積され、歳を重ねる度に溜まり腸が老化します。化学物質(異物)がビッシリと詰まった小腸は煽動運動が弱まって、絡まった異物の排出能力が低下するほか、摂取した食物と腸内細菌との攪拌が減少することから消化活動が減少して栄養吸収が悪化します。

腸絨毛

絨毛の谷間に絡みついた化学物質が、接した上皮細胞にダメージ(慢性拒絶)を与えることから、キラーT細胞が増えて、異物のみならず周辺細胞にまで活性酸素による攻撃を加えます。この自己防衛システム(免疫)が上皮細胞(粘膜)内の遺伝子に損傷をおわせ、結果的に代謝によって消滅すべき古い細胞がアポトーシス(自然破壊)しない異常事態となり、この細胞群が次々と出現して悪性腫瘍となります。これは一種の絨毛ガンなのですが、免疫細胞が集積している小腸では成長せずに、ブドウの房から粒がはずれ落ちるように栄養分や水分に紛れて、血液に取り込まれてしまいます。
小腸絨毛の谷間に絡まった残留農薬に含まれる重金属、食品添加物に含まれる化学合成物の除去は、正常な腸の状態なら、腸粘液でブロックして煽動運動で押し流すというメカニズムになりますが、腸の老化が進むと煽動が弱まり便秘が高じて(宿便)押し出すことも洗い流すこともできず、また医薬に頼っても容易に排出はできません。

絨毛異物を溶解するメカニズム

小腸絨毛の谷間に絡まった残留農薬に含まれる重金属、食品添加物に含まれる化学合成物の除去するには有効な腸内細菌を増やして、その働きを利用します。腸内細菌(善玉菌)ビフィズス菌・ラクトバチルス菌・フェカリス菌・コッカス菌と呼ばれる乳酸菌が大部分を占めており、これらは食餌から乳酸を生成して腸内環境を弱酸性に変える働きをします。この環境が長ければ長いほど異物は酸化細分化されて、絨毛上皮細胞から分泌される腸液によって押し流されます。
日本では最近になってようやく、ヨーグルト・酵素食品・キノコなどの食用菌を食べる重要性が認識されてきましたが、「腸に直接届くから良い」と言われているだけで、まだまだ菌食の真相が理解できていないのが実状です。腸内乳酸菌など善玉菌は腸内を弱酸性に保つだけでなく、産生物(二次代謝産物)としてエネルギー・アミノ酸・ビタミンなどの栄養成分、ホルモン・免疫成分・酵素・美容成分など、生命を維持するために必要な産生物が生成され、より優良な栄養成分を摂るとより増殖します。

メカニズムメカニズム

酸化環境を適正にする腸内細菌を増やす第一の手段は、極めて強力な善玉菌を腸に取り込むことです。そうすることで、腸内細菌の大部分を占める日和見菌が善玉菌に変わり、腸内フローラの急速な改善が期待できます。冬虫夏草には、昆虫の驚異的な筋肉を構成するアミノ酸と、生薬が含有する糖質や多糖体を菌糸に栄養吸収しているため、菌糸細胞内で結合してリポポリサッカロイド(LPS:タンパク多糖体)となり、細胞壁を形成します。この虫草菌糸細胞を食べることによって、急速に腸内善玉菌が活性化するという期待があります。

ミネラル(亜鉛・セレン)の重要性

異物が接した上皮細胞にダメージ(慢性拒絶)を与えるこの自己防衛システム(免疫)は、上皮細胞(粘膜)内の遺伝子に損傷をおわせ、結果的に代謝によって消滅すべき古い細胞がアポトーシス(自然破壊)しない異常事態となり、この細胞群が次々と出現して悪性腫瘍となります。腫瘍は免疫細胞が集積している小腸では成長せず、脱落した一部は腸内に取り込まれて血液によって体内に広がり癌化してしまいます。これが、癌発症のメカニズムですが、ここで重要になるのが亜鉛とセレンの存在です。
異物を押し出すもう一つの要因「腸液の正常分泌」については、亜鉛が不可欠です。腸液は小腸絨毛の上皮細胞より分泌される消化液で、食餌に応じてペプチダーゼ、インベルターゼ、マルターゼ、ラクターゼ、エレプシンなどの多様な消化酵素を含んで分泌されます。これらの酵素は「食餌を細分化する」「栄養成分として仕分ける」「栄養成分ごとに腸壁内に取り込む」「残渣を廃出する」という作業を担っており、亜鉛が欠乏すると生成が困難になります。腸液の分泌量は正常なら1日におよそ2リットルでありますが、食べる量や回数、栄養成分の有無によっては半分になることもあります。また、酵素の数多くが亜鉛によって構成されるか、或いは亜鉛が関与して形成されているため、亜鉛の摂取不足または欠乏によっても腸液の分泌が不足します。腸液が正常に分泌していると、絨毛の間に落ち込んだ異物を押し出すことが出来るので、癌の要因となる異物を順調に大腸へと送ることが出来ます。